親愛なる皆様、こんにちは。

広島から世界にオーガニックを発信する

オーガニックコンシェルジュ&ナチュラルフードコーディネータ

ーのRURIです。

本日もご訪問頂きありがとうございます。

今日は、皆様からとてもよくご質問頂く内容に

お答えしたいと思います。

それは、

「有機栽培(オーガニック)と無農薬栽培の違いってなんですか。」

もしくは、

「有機栽培(有機栽培)って、無農薬ということなんですか?」

という質問です。

 

これは、本当に沢山の方からご質問いただきます。

そして、そのたびに、

(まだまだ、有機栽培というものが一般的に知られていないんだなあ)

ということに改めて気づかされます。

答えを一言で言うと

「有機栽培と無農薬栽培とは違います」

ということです。

もう少し詳しく言うと

「有機栽培の農産物というのは、農林水産省の定めた有機JAS法

にのっとって作られた農産物のことであり、法的根拠のある農産

物です。第三者の認証団体が、畑まで入って立ち入り検査をしています。

また、栽培履歴がすべて残されており、どんな作られ方

をしたのかすべて遡って確認することができるものでもありま

す」

 

一方無農薬栽培の農産物というのは、法的な根拠は一切

ありません。

言わば、農家さんの口約束の農産物と言えます。

ですから、その農産物の畑に行かない限り、どんな作られ方をし

たのかは全く本当のところがわからないものであるということが

言えます。

では、有機農産物の方がグレードが上で、無農薬栽培と

農家さんが言ってる野菜はグレードが低いのかというと

一概にそんなことは言えません。

どちらかが上とか下とかそういうレベルの問題ではなく、

法的な根拠があるかないか、そして、問題はその中身です。

 

有機JAS法というのは、2001年に制定された有機農産物に関

わる法律です。

国が、今後有機農産物を推進していくという、意思表示の現れで

もあり、また、消費者にとっては、何を根拠に農産物を購入すれ

ばよいのか、その指針のひとつとなるようにという願いを込めて

制定されたものであると思います。

というのも、制定された当初、日本の国内では、

「自称」有機を謳った農産物がちまたに溢れていました。

あちこちで、「有機で作っとるよ」

という触れ込みで農家さん達が先を争って、野菜を販売して

いたのです。

でも蓋を開けてみると、実は農薬は使っていないけれど、

除草剤は使っていたとか、化学肥料は使い放題だった、

みたいなもの、あるいは、土は有機質のものを使って栽培

しているけれど、農薬はばんばん使って作られていたなどなど

消費者としては、売られている「有機」と言われる農産物

の何を信用してよいのか皆目見当がつかない状況だったわけ

です。

そんな混沌とした状況の中、国としては、消費者が

何を根拠として、農産物を購入したらよいのかその指針となるも

のを作りたかった訳です。

なので、無農薬栽培というものが法的根拠を持たないからと

言って、嘘いつわりで固めた悪いものでもありませんし、

無農薬、無化学肥料で、除草剤も使わず、誠心誠意真心を込めて

作られた農産物もあるのです。

ただ、法的根拠が何もないので、顔の見える信頼関係の

ある農家さんから購入するのであれば問題ないですが、

一方で、単に口約束で「無農薬」という言葉のイメージだけで

農産物を選ぶのはいかがなものかと考えたりもします。

 

ここで、有機JAS法にのっとって作られた農産物の見分け方を

お伝えすると、こんなマークが付いています。

このマークがついているものがいわゆる「有機農産物」と言われ

ます。

「種まき前もしくは植え付け前の2年以上前(多年生の農産物に至っては3年以上前)から、化学合成の農薬や肥料を避けることを基本として、たい肥などによる土づくりを行って作られた農産物」

です。

こんなお話をしていると、時々

「でも、有機JASって、取得するのに、お金がかかるから、

農家さんにとっては負担が大きいシロモノなんですよね」

とか、

「有機JASって、農薬も認められているから、騙しみたいな

ものではないですか」

と批判的な言葉を投げかけてこられる方がいらっしゃいます。

その言葉に対して私がいつも思うのは、

「では、あなたは、有機農産物が作られている圃場を見に行ったことがあるので

しょうか」

「有機農産物=無農薬」ではないから、騙している訳ではないですよね^^

ということです。

有機JASマークというのは確かに取得するのに、経費がかかります。

ですから、個人として、有機栽培のお野菜を作りたいと思っていらっしゃる

農家さんが取得されるのは、あまりに負担が大きいかもしれません。

一方、複数の農家さん達が集まって農業法人を作られていると

ころなどでは、会社化することによって、効率的に有機農業を推進されて

おり、作った農産物を一般流通させるためには、

やはり、有機JASを取得しているというのは

大きなメリットであると思います。

有機JAS法で、認められている農薬があるというのは本当のこ

とです。

ただ、有機JAS法で言う農薬とは、害虫防除のために散布する全

てのものを

農薬としてカウントすることになります。

許容農薬の中には、たとえば、牛乳、食酢、焼酎、マシン油(機械油)、

硫黄(いわゆる温泉成分)なども含まれます。

それを、最近ミツバチの激減と大きな因果関係のある新型農薬

(ネオニコチノイド農薬)などど同じような分類で批判されるの

はいかがなものかとちょっと考えてしまうこともあります。

有機JAS取得の有機農産物は、「世の中で最も安心安全」とうた

っているものではなく、あくまでも、その基準にのっとって作ら

れたものですという基準の話でしかないのです。

まとめとしては、

 

有機農産物とは、国の有機JASの規格に則って作られた農産物で

あり、

無農薬の農産物というのは、栽培期間中に農薬を使っていない

(という口約束の)もので、それが本当であったとして

も、化学肥料の有無や、除草剤の使用の有無までは、畑に行って

確認しないと分からないというものであると言えます。

どちらが良いとか、悪いとかいう問題ではなく、法的な根拠が

あるかないかという違いがあるということですね。

 

 

少しは、お役に立てましたでしょうか。

今回は少しだけ固いお話になったかと思いますが、

あまりに沢山の方から同じ質問を頂くものですから、

どこかで、整理してお伝えできたらなあと考えていたことでした。

 

地球がオーガニックを通して愛と感謝で包まれる星と

なりますように♪

 

島根県浜田市やさか共同農場さんの有機圃場

 

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有機栽培と無農薬の違いは?